木の人形と複数のはてな

爆サイで有害な書き込みを発見し、書き込み削除申請を出したにもかかわらず受け付けてもらえない、いつまでたっても対応してもらえないとお困りの方は、削除申請の方法が間違っている場合や、削除申請のルールを正しく理解できていない可能性があります。

この記事では、今回は削除申請をしても対応してもらえない理由や注意点についてご説明します。

削除申請は自分で出来る

まず爆サイへの削除申請は、弁護士を通さなくても可能です。

弁護士に高額費用を払う前にご自身で削除申請をおすすめします。

すでにご自身で削除申請をしている方もいるとは思いますが、申請を出し続けているが削除してもらえないという問い合わせが後を絶ちません。

様々な理由で爆サイに削除申請を出しても、必ず消されるとは限りません。

「管理人による安直かつ過剰な削除は、表現の自由を侵害する可能性や、違法性・有害情報の判断に於いても、裁判所の司法権を侵すことも懸念される為、慎重に行っております。」

(引用元:よくある質問 https://bakusai.com/q_a/)というように、削除依頼には積極的に応じてもらえる訳ではなく、削除するかどうかを「慎重に判断される」のです。

依頼を出しさえすれば、思い通りになる訳ではありません。

削除を申請する側は感情的に追い詰められている場合も多いので、依頼を出したのに対応してもらえないと、怒りや悲しみでいっぱいになることもあるでしょう。

しかし、とにかく一度冷静になり、手順が間違っていなかったか、利用規約やルールに則って依頼をしていたかなど、見落としていた点はないか思い返してみましょう。

落ち着いて考えることによって、打開策が見つかるかもしれません。

爆サイの定めるフォーマットに従っていない


・削除依頼フォームを使用していない

コメントの削除には、必ず「削除依頼フォーム」を使います。

削除依頼フォームは、各スレッドの一番下にある「削除依頼」ボタンを押すと開きます。

メールなど、削除依頼フォーム以外での依頼は受け付けてもらえません。

また、返信が来ないからと言ってしつこくメールを送り続けると、ブラックリストに登録されてしまう恐れもあるので注意しましょう。

・削除希望をコメントごとに出していない

例えば、「○○という名前」や「××というユーザー」というような、特定の言葉や特定のユーザーのコメントについて、まとめて削除を申請することはできません。

削除希望は該当するコメントごとに出しましょう。

・削除希望のコメント番号を複数記入している

一つの依頼につき、一つのコメントしか削除の申請はできません。コメント番号は、一つの削除依頼フォームに一つずつ書いてください。

複数のコメント番号をまとめて書いて送信しても、対応してもらえません。

・スレッド番号やレス番号が間違っている

【スレッド番号】
削除を希望するスレッドの一番上にある《NO.》の横の数字です。《NO.》を省き、数字だけを記入します。

【レス番号】
削除を希望するレスの《#》の横の数字です。《#》を省き、数字だけを記入します。

・明確な削除理由を記載していない

なぜ削除を希望するのか理由を書いていない、またはその理由が明確でない場合は、削除されません。

・同じ削除依頼を何度も出す

短時間のうちに何度も同じ削除申請を出すことは、爆サイへの業務妨害とみなされます。禁止リストに登録され、その後削除依頼に応じてもらえなくなる恐れがあるのでご注意ください。

申請から削除の目安は72時間なので、再度申請を出す場合は72時間後を目安にしましょう。

・高圧的、脅迫的な文面で依頼を送っている

こちらも業務妨害とみなされ、禁止リストに登録される可能性があります。

爆サイの管理人が「利用規約に反していない」と判断した


爆サイの管理人が、対象のコメントは禁止事項に触れていないと判断した場合、削除処理はされません。


爆サイの利用規約3条の「禁止事項」に抵触していなければ、いくら申請をしても対象外とみなされます。一度、禁止事項を確認しておくことをおすすめします。

下記は詳しい例です。


・一般に公開されている情報

例えば、ホームページで公開済みの会社の電話番号、一般に公開されているページのID(コミュニティ・プロフ・SNS 他)などは、削除されません。

・本人を特定できないコメント

名前の一部が変えられている場合や、本人や周囲の一部には特定できても一般には特定できないような呼び名を書き込まれた場合、削除対象と判断されない可能性があります。


・犯罪に関する情報

新聞記事などに記載されて一般に公開されている被害者・加害者の個人情報は、利害の公共性、公益性を図る為、削除の対象になりません。

自分のコメントを自分で削除依頼した


例えば、コメントを投稿する際に「削除パスワード」を入力し忘れると、いくら自分のコメントと言えど削除不可となります。自分で削除の申請もできなくなるので、コメントするときは十分気をつけましょう。

4.警察に開示請求の依頼をした


警察に通報するなどして、情報開示の請求をしたコメントについては、削除してしまうと調査ができなくなり、開示請求も不可能になってしまうので、これも削除の対象外になります。

したがって、削除依頼に「警察に報告する」などの内容があった場合、削除されない可能性があります。警察への情報開示終了後に依頼するようにしましょう。

タッチの差で削除申請が通る場合もあります。弁護士や警察に相談しても即日対応してくれる訳ではありません。

したがって、弁護士や警察が詳しい書類作成などをしている37日以内に、ご自身で爆サイに削除申請をすればご自身で削除できる可能性が高いです。

警察は無料ですが、弁護士は依頼した時点で有料です。消せても消せなくても費用がかかりますのでご自身で削除申請をしてダメであれば相談する、という流れにすると良いでしょう。

IP開示請求も同様に、IPが解っても解らなくても費用がかかります。

成功報酬が別途かかる場合もありますので、費用に余裕がない方は慎重に検討してください。

爆サイでは対応できない内容だった


例えば、著作権違反の動画の削除は、その動画の配信元でしか対応できません。このような動画の削除は爆サイではなく、配信元のサイトに対応をご依頼ください。

自分に不利益のあるコメントを、すぐ削除できないのはつらいことですが、冷静になって自分の出した削除依頼を、上記の理由に一つ一つ照らし合わせてみましょう。

有効な削除依頼を出し直せるかもしれません。

それが出せないと判断した場合は、対策などの専門家にご相談することをおすすめいたします。

まとめ

どのようなケースでも共通して言えることですが、あくまでも削除依頼は丁寧な態度でお願いすることを心がけてください。

あなたも同じ内容のメールを繰り返し何通も送られたり、決められたルールを守らず、不躾な態度で依頼をされたりしたら、気分が悪くなってしまうと思います。

精神的ダメージがあるのは解りますが、冷静に対応していきましょう。

利用者全員で無駄な削除申請を減らし、内容を精査し解りやすい内容で送付すれば、対応も早くなると思われます。

有害なコメントがないのが理想ですが、ITモラルが浸透するのはまだ先になりそうです。

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